支援のしかた



発達障害の子たちを、どのように支援していけばいいのか、ここでは立場別にご紹介いたします。
専門的なアドバイスではありませんが、ご参考にしていただければと思っています。

家庭での支援のしかた

しかるよりほめてあげましょう
できないことばかりに目がいきやすく、ついつい叱ってしまいがちですが、いいところを見て、できるだけほめてあげましょう。
発達障害の特性である障害は、集団行動や生活をしていくうえで、不適応行動と呼ばれる行動が多く見られます。
しかし、それは故意に行われているわけではなく、障害によって引き起こされているものです。
その点を十分理解すれば「しかる」という対処法が好ましくないことは明らかでしょう。

叱ったり怒る、といった負の感情は、子どもだけでなく親にとっても、気持ちのよいものではありません。
子どもたちの長所を伸ばし、親もそれによって喜びを感じる方が有意義ではないでしょうか。

ほめ方のポイント
・成功したとき、課題を乗り越えたときには、間をおかずにすぐほめてあげることが大切です。
行動とほめられた体験が結びつきやすく、イメージになって残るため、次回から同じような行動をとろうとするようになります。

とはいえ、何でもほめていればいい、というものでもありません。
いけないことをしたときには、きちんとした対応が必要となります。
ただし、叱るのではなく、「それはいけないこと」というサインを示しましょう。
その場合の効果的な方法のひとつは無視をするということです。
子どもが好ましくない行動をとっている間、子供に視線を向けないようにすることで、「その行動を認めていませんよ」というサインになります。

また、親子で決めているルールを守れなかったときなどは、「ゲームの時間を短縮する」などある種の「罰」を与えることも効果的です。
罰は、怒りの感情やことばで与えるのではなく、子どもが損をすることが客観的にわかる方法で行うことが望ましいでしょう。

簡潔なことばで伝える
発達障害のなかには、情報を取捨選択する機能に弱さを持つ子がいます。
指示を出すときは、まず名前を呼ぶなどして、こちらに注意を向けさせるようにしましょう。

話しかけるときは、できるだけ簡潔なことばで、ストレートな表現をするようにします。
比喩的な表現やまわりくどい言い方は逆効果です。
伝えたいメッセージだけを短いことばで伝えるようにしましょう。
たとえば、入浴を促すときは「お風呂に入りなさい」と簡潔に言います。
「夕ご飯が遅くなるから、早くお風呂に入りなさい」と、前置きをしてしまうと、「夕ご飯が遅れる」「お風呂に入る」という2つの情報が混ざってしまうので、混乱を招きかねません。

一度にたくさんの情報を理解しにくい特性がありますので、指示内容はひとつに絞るようにしましょう。
また、言葉で指示するより、視覚を利用した方法が効果的な場合もあります。
絵カードなどを活用するとよいかもしれません。

生活パターンを決めてあげましょう
自閉症スペクトラムがある子どもたちのなかには、予測できない変化を嫌う傾向があります。
毎朝起きる時間やそのあとの順番など、手順どおりにこなさなさいと、パニックを起こしてしまいがちです。
一日の生活スケジュールをパターン化し、毎日、規則正しい生活を送れるような配慮をしてあげましょう。
どうしても変更しなければならない事情が生じた場合は、事前に本人に伝え、いつも通りに過ごせないことを理解させることが大切です。

生活の時間割をつくることも効果的といえます。
起床、就寝、食事の時間を決まった時間に設定し、本人が確認しやすい場所に貼ってあげましょう。
文字が理解しにくい場合は、絵で示してあげるなど特性に応じた工夫も必要です。

苦手なことは親が支援してあげる
身の回りのことができない、宿題がはかどらない、などの課題は親が手伝ってあげながら、乗り越えていきます。
ひとりでできない部分だけを援助するようにして、本人の自立をうながしていくことがポイントとなります。

宿題ができないときは、全部自分でやらせるのではなく、要所要所で手伝ってあげるといいでしょう。
発達障害のある子は、特定の教科に苦手意識があることが多く、気が散りやすい傾向にあります。
はじめから全て自力で行わせようとすると、ストレスがたまり、ますます宿題をやる意欲が失われてしまいます。
また、机のうえは整理整頓し、宿題に必要なものだけを出しておきましょう。
問題を読むのに時間がかかるのであれば、一緒に読み上げてあげるだけでも、負担が減ります。
どこにつまずきがあるのかを観察し、そこを手助けしてあげる工夫をしていくことが大切です。

ただ、支援のしすぎにも注意しなければなりません。
子どもが自分でできるところは、自分の力でやるようじっと見守ってあげることも必要です。
「ひとりでできた」という達成感を味わわせてあげることが、次のステップにつながる鍵となります。
親は一歩下がったところで見守りながら、時間がかかっても、できたときはほめてあげましょう。

忘れ物を減らす工夫
注意欠陥多動性障害のある子は、注意力に欠けるため、先生の話や黒板に書かれたことを理解していないことがあります。
また忘れっぽい特性があるので、忘れ物が多くなったりします。
これは本人の努力だけでは解決しません。
学校の先生や親が、きちんとできたか確認をしてあげる必要があります。
担任の先生や仲のよいお友だちに、サポートをお願いしたうえで、支えていくことが大切です。

学校への持ち物を忘れないようにするために、チェックシートなどを活用するといいでしょう。
チェックシートには、毎日学校へ持っていく物をリストにし、時間割をそろえるときに、一緒にチェックしながら、ランドセルに入れたかどうかを確認します。

最初のうちは、準備や確認全てを一緒に行い、段々ひとりでできるよう、一歩下がったところで見守っていくようにします。
そして、最終的にはひとりでできるようになることを目標にしましょう。

整理整頓を習慣づけましょう
使い終わったものを元にあった場所に戻すことが苦手な子が多いです。
そのため、部屋はいつでも散らかしっぱなしになります。
そうなると必要なものをますます探すことができなくなってしまいます。

最初は親が一緒に片づけを手伝ってあげるようにします。
自分である程度できるようになったら、援助の手を減らしていきましょう。
片づけが終わったら「綺麗になって気持ちいいね」と声をかけ、片づいた状態の部屋は居心地がいい、という実感を与えることも大切です。
上手にできたときは、ほめてあげてください。

どこに何を片づけたらいいのか、子どもたちがわかるように、タンスや引き出しのなかには仕切りをつけて、個別にしまえるようにすると、整理しやすくなります。
物の置き場所を決めておき、絵や文字などでマークをつけておいてあげるなどの工夫をしてあげましょう。

いきなり細かく置き場所を分けてしまうと、片づけに時間がかかり負担が大きくなりすぎます。
おもちゃなどは種類別ではなく、おもちゃ箱といった大きな分類にしてあげることも必要です。

パニックへの対応
パニックを起こすには、なんらかの理由があります。
その原因を見極めて、どういった場合にパニックを起こすのかを知ることが必要となります。

パニックを起こしたときは、刺激をしないよう見守ってあげることです。
通常では、数分から20分程度で収まることがほとんどで、そばで見ているだけでもいいでしょう。
ぶつかったら危険と思われるものは遠ざけ、近くに人がいる場合は、別の場所に移動させ、ひとりにします。
自傷行為については、衝撃を小さくしたりすることが大切で、行動を止めると逆効果の場合があります。

パニックは起こってしまったあと対処するより回避するほうが効果的です。
たとえば、赤ちゃんの泣き声や犬の鳴き声が苦手な子供には、音が聞こえないよう、窓を閉めるなどの配慮をします。
変更が苦手な場合には、部屋の模様替えを勝手にしたり、家具や物の配置を変えないようにします。
どうしても変更が必要な場合は、前もって説明し、納得させることが大切です。

そのためにも、子どもの行動をよく観察し、気持ちを理解してあげるように心がけましょう。

かんしゃくへの対応
周囲の人を叩いたり、物を投げたりといった行動がみられたときは、すぐにやめさせます。
このとき、感情的に怒鳴ったり、大声で叱りつけたりせず、冷静に淡々と注意するようにします。
それから、周りの人を遠ざけて、ひとりの状況をつくり、かんしゃくがおさまるまで見守ります。

床にひっくり返って暴れるなど、親の注意を引こうとするデモンストレーション的な行動がみられときは、無視しましょう。
無視するということは「どのような態度をとっても、その要求には応じません」という強い意思表示になります。
そのあと、子どもが暴れたり泣きわめくことをやめたら「よくがまんできたね」とほめてあげましょう。

こういった経験を繰り返していくうちに、子どもは次第にかんしゃくを起こしても要求が通らないということを理解していくようになります。

かんしゃくを起こしたときのルールは家庭内で統一しておくことが大切です。
発達障害をもつ子どもだけでなく、このルールは他のきょうだいにも適用するようにしましょう。

得意なことを伸ばしてあげましょう
誰にでも得意なことと、苦手なことがありますが、発達障害の子はその差が大きいのが特性です。
好きなことは集中して行いますので、好きなこと、得意なことを見つけて、その部分を伸ばしてあげるようにしましょう。
人は誰でも認めてもらえると嬉しいものです。
発達障害は理解されにくい障害がゆえに、常に否定的な目でみられることが多く、子どもたちは大きなストレスを抱えています。
ですから、人にほめられ、認められると自信につながり、もっとがんばろうという意欲を引き出すことにもなります。
できないことをがんばらせて追い詰めるより、できることを探してほめてあげるといいでしょう。

家族の一員として役割を
家族の一員として、家事のうち何かひとつを担当してもらうことがすすめられます。
家事は、手順や段取りなど、さまざまな生活スキルを必要とします。
やり方の見本を親がみせてあげ、少しずつ習慣化させていきましょう。
最初は失敗したり、時間がかかると思いますが、毎日継続することが大切です。
家庭は子どもにとって最も小さな「社会」です。
その社会で責任を果たし、役割を担うことで自信につながり、もっと人の役に立ちたいと思うようになるでしょう。

きょうだいとのかかわりに配慮する
発達障害のある子どもには手がかかることが多いため、親の関心はそちらに向きやすく、多くの時間を費やします。
そのためきょうだいがいる場合は、他の子が嫉妬したり、不満を抱えてしまいがちです。
不公平感を抱かせないよう、他の子とも時間をとってコミュニケーションをはかってあげる配慮が必要でしょう。
また、理解できる年齢である場合は、発達障害のことを話し、納得してもらうよう務めることも大切なことです。
親だけでなく、きょうだいの支援は、家庭において必要不可欠ですから、根気よく理解してもらうよう、話をしていきましょう。

学校や幼稚園・保育園での支援のしかた

許容範囲を認め、無理強いしない
授業中など静かに着席していなければいけない状況でも、じっとしていられず、立ち上がったり、歩き回ったり、ときには教室から出て行ったりしてしまう場合があります。
こうした場合は、授業の妨げにならない程度で、一定の許容範囲をもうけ、範囲内の行動であればとがめない、というルールを設定してあげると効果的です。
叱ったり叱らなかったりと、そのときどきで対応を変えてしまうと、子どもは理解できず、パニックになる可能性がありますので、ルールは必ず守りましょう。

感覚過敏がある子は、不快な感覚を引き起こす状況をつくらないようにしてあげる必要があります。
大きな音に耐えられない場合は、避難訓練のときは、音の聞こえにくい部屋に控えさせるといった工夫をしてあげましょう。
また感覚過敏がある子どもは、偏食も目立つことがありますが、無理に食べさせると食べること自体に嫌悪を抱いてしまいます。
ひとくち食べたらよいことにするなど、ここでも許容範囲を設けてあげることが大切です。

自閉症スペクトラムの子どもはスケジュール変更などに対応できないことがあります。
変更がわかっている場合は、事前に説明して納得させることが重要です。
また物の配置にこだわりをもつ場合は、教室内の備品など、置き場所を変更しないように配慮してあげましょう。

指示は質問はわかりやすく簡潔に
長い説明やあいまいな表現による指示や質問は理解しにくいため、わかりやすいことばで簡潔に話しかけることを心がけます。
また、指示や質問することは、一度にひとつに限ります。
複数の指示や質問は、子どもの混乱を招きますのでやめましょう。
ひとつの指示に従えたら次の指示を、ひとつの質問に答えられたら次の質問をするようにします。

聴覚よりも視覚に訴える方が、情報が伝わりやすいことがあります。
ことばで出した指示が理解されにくいと感じるときは、視覚的な情報を追加するようにします。
たとえば「三角定規を出しなさい」と指示するときは、三角定規を手に持って見せるようにしましょう。

順番やルールを守らせる
発達障害のある子どもは、順番やルールを守れないことが多いですが、これは故意にやっているわけではありません。
ルールを正しく理解していなかったり、忘れてしまったりする特性によるものです。
ですから、この特性を十分に理解したうえで、頭ごなしに叱るのではなく、なぜ従えなかったのかを聞いてあげましょう。
つまずきがどこにあるかを知ったうえで、わかりやすく説明して、再確認させます。

障害が理解されていないと、単なるわがままと捉えられることが多いので、非難の対象になりやすくなります。
責められてばかりいると、本人は理解ができず、逆に素直になれなくなってしまうことがあります。
子ども同士で解決できない場合は、先生が仲介役となってあげましょう。
そして、ルールが守れたときは、必ずほめましょう。
これは、障害がない子も同様です。
発達障害がある子を特別視するのではなく、ルールが守れた子はほめられるという決まりにすれば、不公平感がなくなります。

学習支援ツールを活用する
発達障害の子どもの学習におけるつまずきを減らせる、便利なツールを積極的に活用してみましょう。
音読が苦手な子のためには「音読補助シート」が役立ちます。
音読補助シートは、読んでいる行だけが見えるようにし、あとの行は目隠しできるツールです。
その他にも子どものつまずきを知り、それに対応したツールを探して工夫してあげることが大切でしょう。

苦手意識をもたせない
運動が苦手だったり、手先が不器用だったりする場合、量をこなす練習で上達するものではありません。
できない原因は動きのコツをつかめていなからで、コツを覚えるためには、特別な練習が必要です。
練習量を増やして特訓させると、一生懸命やってもできないことから、苦手意識が高まり、嫌いになってしまいます。
こうなってしまうと、ますます上達が遅れます。
すぐできる小さな目標を設定し、できたらほめる。
これを繰り返す方が効果的です。

得意な科目を伸ばしてあげる
得意分野と不得意分野がはっきり分かれていて、落差が大きいという特徴があります。
平均化を目指すのではなく、得意分野を伸ばすことに力をいれさせることが望ましいといえます。
中には突出した能力を持っているケースもあり、その才能を埋もれさせないようサポートしてあげることが大切でしょう。

乱暴な言動への対応
衝動を上手くコントロールする力が弱いため、乱暴な言動を引き起こすことがあります。
ほかの子をたたいたり、押したり、乱暴なことばを言ったりしたときは、すぐに制止します。
(強く叱咤したり、責めたりはしない)
どのような理由があっても、乱暴はいけないことだと、しっかり理解させることが必要です。
そのうえで、なぜそのような行動をとったのか、理由を聞いてあげましょう。
その子の思いを汲んで、認めてあげることも大切なことです。

興奮の度合いが大きいときは、クールダウンさせるようにします。
ひとりになれるスペースに連れて行き、気持ちを落ち着かせます。
水を飲む、深呼吸をするなどの方法も効果的な場合があります。
幾つか試してみて、効果がある方法を模索していきましょう。

パニックへの対応
本人がケガをしないよう見守ると同時に、周囲の子どもに危険が及ばないよう配慮します。
暴れ方が酷いときは、子どもたちを遠ざけたり、別の場所に移動させましょう。

パニックを無理に押さえつけようとするのは逆効果です。
体を押さえつけたり、声をかけたりせず、そばで黙って見守るようにします。
パニックがおさまったら「自分で立ち直れたね」などと声をかけてほめてあげます。

パニックが起きてしまう原因を探り、パニックになるのを回避することが最善策です。

友だちづきあいをサポートする
発達障害を抱える子どもたちの多くは、他人の気持ちを察することが苦手です。
ことばも直接的で、ともすると相手に不快感を与えてしまうことがあります。
そのことが原因で友だちづきあいが上手くできず、仲間はずれにされてしまうことも多いのです。
子どもたちは故意にやっているわけではないので、自分がどうして受け入れてもらえないのか、理解することができません。
他の子どもたちとの仲介を先生がサポートすると同時に、使ってはいけないことば、相手を不快にする行動などを根気よく指導することが必要でしょう。

ほかの子どもとかかわっていくうえで、大きなネックとなっているのが、ソーシャルスキル(社会的技能)の未熟さです。
物を借りたいときに「貸して」とお願いしたり、仲間に入れてほしいときに「入れて」と声をかけて、みんなの同意を得るといったことが、苦手なのです。
こんな当たり前のことが分からないの? と責めるのではなく、その都度ていねいに教えてあげましょう。

先生が温かく見守り、支援していれば、周りの子どもたちも自然と同じようにふるまうようになるものです。
一方、先生自身が、授業をじゃまする子、クラスの足を引っ張る子という目でみれば、子どもたちもそのように見ます。
先生は子どもにとって、つねに「お手本」なのです。
よいお手本の存在となるよう心がけることが大切でしょう。

不登校の心配があるとき
遅刻の日が増えてきた、特定の教科の日に休みがちになる、元気がなさそうなどといった様子がうかがえたときは「SOS」のサインかもしれません。
このサインを見逃さないことが大切です。
発達障害のある子は、学習面や生活面においてつまずきが多く、ストレスも抱えやすい環境におかれています。
様子が気になったときは、声をかけてみましょう。

精神状態が不安定だったり、ストレスが過度にかかっていると思われる場合は、思い切って1~2日休養をとることも視野に入れておきます。
ただし、休んだことをきっかけに、そのまま不登校にならないよう配慮し、休んだ日も家庭に連絡を入れ、親から子どもの様子などを聞くようにします。

学校までは来れるのに、教室の中に入ってくることが出来ないケースでは、保健室登校でもよいなど、許容してあげましょう。

親にも支援が必要

発達障害のある子どもの育児は苦労が多く、親はストレスをためやすいといえます。
その原因としては次のようなものがあげられます。
・子どもの発達障害をなかなか受け入れられない
・子どもへの接し方や、不適応行動を改善させる方法がわからない、あるいは難しい
・発達障害に対する周囲の理解がないため、「育て方が悪い」などの誤解を受けやすい
・子どもの将来への不安が大きい

ストレスをそのままにしておくと、欝状態になったり深刻な問題にも発展しかねません。
子どもだけでなく、親の支援も大切な要素だといえます。

医療機関や療育機関などでは、親の心の不安やストレスにもある程度対応してくれるところもあります。
ですが、親への支援は常に後回しになります。
こうした現実をふまえ、周囲の人たちが発達障害への理解を示し、温かい目で見守ってあげてほしいと願います。

同じ悩みや思いを共有する仲間がいる、サポートグループやサークルに参加するのもひとつの手でしょう。
情報交換が行えたり、他の子どもと比較して考えることもできるようになります。
何よりも身近なところに理解者がいると感じられることで、ストレスもやわらぎ、自分ひとりではない安心感が得られます。

親同士がお互いに支え合い、前向きに接していく姿勢を持ち続けることができれば、それが子どもへの支援にもつながっていくといえます。

まとめ

よりよい支援を行うためには、まず発達障害を理解することが一番重要です。
子どもひとりひとりに個性があるように、障害のひとつひとつに特性があります。
故意にやっているわけではなく、障害によって引き起こされている問題なのだということを知っていただき、どう対応するのがいいのか、その子に応じた方法を、親、教育機関、自治体、地域社会がお互い繋がりを持って探していくことが大切でしょう。

親自身も発達障害の専門家ではありません。
まだまだ知らないことの方が多いのです。
当サイトでは、お互いに支え合い、助け合い、情報交換や交流を行いながら、成長していける場でありたいと願っています。


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